健康運動実践指導者とは?

筋肉

健康運動実践指導者とは

健康づくりのための運動を指導する専門家で、医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康指導のための運動指導の知識と技能を持ち、健康づくりを目的に作成された運動プログラムに基づいて、実践指導を行うことができる人です。

仕事内容

すべての人が誰でも実践でき、安全かつ効果的な運動方法、健康づくりを目的として作成された運動プログラムに基づいた実践指導を行います。

運動生理学や医学的な基礎知識の知識を持ち、子どもから高齢者までさまざまな年齢の方へ運動方法を指導する職業です。

コミュニケーションをとりながら、運動方法だけでなく、運動の楽しさも伝える仕事といえるでしょう。

健康運動実践指導者になる為には?

健康運動実践指導者として働くには、「公益財団法人 健康・体力づくり事業財団」が認定する健康運動実践指導者の資格を取得しなければなりません。

下記のいずれかを満たすことで、健康運動実践指導者の試験を受けることができます。

  • 体育系短期大学、2年制の体育専修学校、もしくはそれらと同等以上の学校を卒業した人(卒業見込みを含む)
  • 3年以上運動指導に従事した経験のある人
  • 運動指導に関係する資格を持つ人
  • 保健医療に関係する資格を持つ人
  • 学校教育に関係する資格を持つ人

試験内容や受講料

筆記試験と実技試験の2種類が行われ、実技試験では数名に対して実際に運動指導を行い、運動指導能力をその場で示すことになります。
筆記試験では、パソコンを使った五肢択一式の問題に回答します。
主な試験内容は健康、運動、栄養、障害予防などで、各種の知識が身についているか試されます。

受験料は12,381円(税抜)となっています。
受験料は試験の申込後、受講が決定した段階で郵送される「受講決定通知」の内容に従って納付します。

有効期限に注意!

健康運動実践指導者の資格には5年の有効期限があります。
5年後には更新が必要となり、手続きを忘れると認定試験を再受験しなければならないので、更新の時期が近づいたら、文書で案内が届くので、忘れずに確認してください。

就職先や現場は?

就職先は、主にスポーツクラブやフィットネスクラブ、医療機関、福祉施設、公共体育施設、学校、保健所などです。

他にもパーソナルトレーナーとして独立し、フリーランスとして働く方もいます。

現状と将来性

高齢化社会の進展、生活習慣病の増加、コロナ禍によろ体力の衰え、健康への意識が高まり続けていることから、運動の重要性を考えた事業を行う企業が増加しています。

正しい運動の指導、実践できる力を持った健康運動実践指導者のニーズは増え、企業、医療機関、福祉施設、公共体育施設や教育機関と幅広く、活躍できる職場が広がり続けています。

まとめ

健康運動実践指導者は、利用者の健康や運動に対する悩み、望みを伺い、実践的な運動指導に活かしていきます。

利用者から何でも相談してもらえるような信頼関係を築いていくことが大切なので、コミュニケーションをとりながら、楽しく話せる雰囲気づくりから始めると良いでしょう。


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