アイソメトリックについて

アイソメトリックス→総称、等尺性筋収縮と言います。

筋肉の長さが変わらない運動で、外力に対して、筋肉の長さと関節の角度を一定に保ち維持している状態を言います。
一定の力に対して、一定の力で耐え、エネルギーが拮抗している状態を、アイソメトリックスと言います。

動作を伴わないので、関節や筋肉に無理な力が加わることはなく、怪我の心配がありません。

ケガ後のリハビリにも効果的で、あまり患部に負荷をかけられないリハビリ初期に行われることが多く、ケガや手術で衰えた筋肉や神経をピンポイントで意識しやすい点から、リハビリで活用されています。

器具が必要なく、狭い場所でも行える点は大きなメリットの一つです。ほんの少しのスキマ時間だけトレーニングすることも可能です。

手軽で簡単にできるアイソトニックのトレーニングですが、いくつか注意点があります。

呼吸を止めないこと。力を全力で入れると、どうしても呼吸が止まりがちです。力を入れたまま呼吸を止めてしまうと、血圧が上がる原因になりますので、必ず呼吸を止めないように行いましょう。

自分の意識次第によって負荷強度が変わります。効果を高めるためには負荷をかけ、全力で行う必要があります。

しっかり筋肉を意識しておこなうことにより効果は変わってきます。
目的の部位を意識してトレーニングをおこないましょう。

器具を使用して行う人は、アイソメトリックトレーニングに馴染みがないかもしれませんが、簡単にできるものばかりですし、効果もありますので、是非、筋トレメニューに組み込んでみてはいかがでしょうか。

注意点も踏まえて適切なトレーニングをおこないましょう。